2010年の取り組み

2011年度、美術研究室の学生で何故このような取り組みの声があがったか……
それは、昨年度取り組んだ「実験展」を経験したからです。

2010年 大学院生の授業であった西洋絵画特論において、個々の制作が進められていました。個々の制作の成果を発表する場として、リサさんが中心となり企画した展覧会が「実験展」でした。

展覧会をする上で、たくさんのことを先生に教えてもらいました。

美術研究室の展覧会は、2月に行われるアートハウスNEOが恒例のものでしたが、この「実験展」授業の一環として進められました。

ただ、展覧会をするだけでは……と考えていたときに、ギャラリートークの案が出されました。実験展の由来は、それぞれが新しい表現の実験を行い、その結果や成果を得ていくこと。でしたので、ギャラリートークでたくさんの意見をもらい、それぞれの方向性を模索しようと考えたのです。

ギャラリートークを行う上で、中学生を招くことになりました。中学生は鑑賞という目的でやってきます。では作品をどう見せていくべきか、考え、今ちまたで流行(?)しているファシリテーターを挟んだ鑑賞方法のスタイルを取りました。

ファシリテーターに参加してくれたのは4年生と3年生でした。タイムキーパーは、2年生でした。カメラマンは先生や2年生でした。大学からたくさんの方々も観に来てくれました。卒業生も来ました。会場になっていた釧路芸術館の方々にもたくさん協力していただきました。


院生を中心とした展覧会が、いつの間にか美術研究室すべての人を巻き込んだ大きな展覧会となりました。しかし、このときの経験が、2011年も「何かやりたい」と思わせています。

そして、今年は新しく迎えた1年生の4名もグループに入り、一緒に活動を行っていきます。学生が中心となり今年は進めていくため、現在どのような展覧会にするべきかの会議をまじめに重ねています。

みんな忙しいけれど、2011年という年もまた美術を通して何かを伝えようと思っているのです。







総括より

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